初めての富士登山となると、色んなことが気になります。
その中でも食事は、もっとも気になることのひとつではないでしょうか?
わたしは食いしん坊なので、とっても気になりました!
この記事では、2019年に御殿場ルートで富士登山を経験したわたしが
「富士山グルメ」をご紹介します。
行動食の選び方がわからない
富士登山の行動食は何がオススメ?
富士山の山小屋グルメが知りたい
そんな皆さんのお役に立てれば幸いです。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
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富士登山の行動食選び
登山は長時間おこなう全身運動です。
汗もかきますし、エネルギーの消費量はフルマラソン並みといわれることもあります。
朝ごはんをしっかり食べても、すぐにガス欠 → 体調不良に…。
そうならないためにも大切なのが、行動食です。
行動食とは、登山中に持ち歩いて食べる食料品のこと。
おにぎりなどの食事系と、おせんべいなどのおやつ系があります。
シャリバテ (エネルギー切れ) を起こさないためにも、
「お腹が空く前に」「こまめに」食べることを心がけてくださいね。
行動食選びのポイント
エネルギーの消費量が多いので。
軽くてかさばらず、ゴミが少ないもの。
汁モレするようなものも避けた方がよさそう。
基本的には好きなものでOK。
個包装になっているものが食べやすくてオススメ。
・パサパサするもの
・歯にはさまりやすいもの
・手が汚れるもの
・のどがかわくもの等は避ける。
富士山の登山ルートが開通しているのは暑い夏の時期。
日光を浴びる時間が長いので、生もの (要冷蔵) は避けた方が無難。
登山中、お腹をこわしたら終了です…。
登山中は、山小屋でもないかぎりゆっくり座って食べる場所は少ないです。
BOXに入った「お弁当」は、食べにくくゴミになるのでオススメしません。
ちなみに私たちは、歩きながらでも食べられるコンビニのおにぎりと菓子パンを持って行きました。
※カップ麺は食べたあと残ったスープを捨てるところがありません。
飲み干せないなら、やめておいた方が無難かも。
実際に持って行って正解だった行動食【8選】
コンビニのおにぎりと菓子パンを持って行きました。
「荷物を軽くする」「日持ちがしない」という理由で先におにぎりを消費。
シャリバテ防止に間隔をあけて1つずつ食べたので、お腹が苦しくて動きづらいということもなかったです。
ジッパー付きのジップロックに詰めあわせにして持って行きました。
( 目安:ジップロックMサイズ1袋で1人分 )
それとは別に、ゴミ袋用にもジップロックを用意しました。
空気を抜いて小さくできるのと、臭いモレがないのも良かったです。
当日、ジップロックに詰めて行ったおすすめのおやつ系行動食は、つぎで紹介します。
行動食① アミノバイタル・ゼリー
低山登山をゆるーく10年続けています。
50代という年齢のせいかも知れませんが、アミノ酸を摂ると摂らないとでは、
筋肉痛や疲れ方に大きな違いを感じます。
ゼリータイプなので飲みやすく、登山中、手軽にアミノ酸がとれるのが◎
フタ付きなので、少しずつ飲めるのもポイントです。
味はさっぱりとしたスポーツドリンク系。
※ゼリーは取り出しやすいようにザックのポケットに入れていました。
行動食ではないけれど…
水に溶かして使用するタイプ。
スポーツドリンクのような味です。
ゼリーと同じアミノバイタルシリーズ、登山中の水分補給におすすめです。
登山後の筋肉痛や疲労感がちがうので、いつも必ず飲んでいます。
顆粒状になっていて、水500mlに対しスティック1本を溶かします。
1箱10本入りです。
行動食② 塩分チャージタブレッツ
気軽に塩分補給できるので、普段の軽登山にもよく持って行きます。
すっぱすぎないレモン風味のスポーツドリンクのような味わいです。
ちょっとかためのラムネのような食感。
ポケットに入れていても溶けないのが◎
アメだと口の中で溶けにくく呼吸しづらい気もしますが、タブレットタイプはその心配もありません。
行動食③ 虎屋のようかん
「虎屋」じゃなくてもいいんですけど…。
頑張った自分へのご褒美として、虎屋のようかんを買いました。
山小屋前で、日の入りを眺めながら食べた虎屋のようかんは、最高に美味しかったです!
ご褒美グルメにも、疲れた体にも、登山中の栄養補給にも、ようかんはオススメです。
行動食④ ドライフルーツ
ふだんはあまり食べませんが、登山中に食べたドライフルーツはとても美味しく感じました。
しっとりとした食感、程よい甘味と酸味がいい感じです。
疲れていると酸味を欲するのかもしれません。
わたしが持って行ったのは国産リンゴと桃のドライフルーツですが、昔とちがって種類も豊富で迷ってしまうほどです。
しっとりと柔らかな食感のものをオススメします。
行動食⑤ おかき・おせんべい
甘いものばかりだと飽きてしまうので、塩分補給も兼ねてしょっぱいものも。
小腹が空いたときにもおすすめです。
お好みのおかきやおせんべいを持って行って下さいね。
行動食⑥ ゆずゼリー
登山中はなぜが酸っぱいものが欲しくなります。
「ゆず味」や「レモン味」のものは特にオススメです。
オブラートに包まれていて個包装になっているので、手も汚れず食べやすかったです。
もっちりとした食感もたべ応えがあって◎
山小屋では夕食後のデザートにもなりました。
行動食⑦ チーたら (チーズ)
美味しいのはもちろんのこと、効率よく脂質とたんぱく質、塩分が補えます。
小さなジッパー付きの保存袋に移して持って行くと便利ですし、プロセスチーズなんかも良いと思います。
山小屋ではビールなどのアルコールも販売しています。
富士山で一杯!の時のおつまみにいかがでしょうか。
行動食⑧ 魚肉ソーセージ
高たんぱくで腹持ちもよく、なにより歩きながら食べるのに便利です。
常温OKで日持ちがするのもポイント。
お好きなメーカーのものを選んで下さいね。
栄養補給スナック
一本〇足や、カロリー〇イトのような、バータイプのお菓子です。
持って行ったものの、全く手を付けず持って帰ることになりました。
疲れていたせいか、「のどが詰まりそうだし、なんかクドそう」と、手が出ませんでした。
※行動食をたくさん持って行くと荷物が重くなりかさばります。
持って行くものと現地で買うものを考慮して、適度な量を持って行くと良いでしょう。
富士山の山小屋グルメ
わたしたちは御殿場ルートにある「 わらじ館 」に宿泊しました。
宿泊しなくても買い物や食事は可能です。
通りがかりにチェックした他の山小屋のメニューも含め、ざっくりとまとめました。
メニューや料金は、ルートや標高、山小屋によっても違いがあります。
詳しくは、各山小屋のHPなどでチェックしてみて下さいね。
食事系カレーライス 、ラーメン、担々麺、鍋焼きうどん、親子丼、豚汁など
1000円前後くらい。
どれも男性には量が少ないかも知れません。
デザート系どら焼き、焼きたてワッフル、あんみつ、スイカ、お菓子、パンなど
200円~800円くらい。
飲み物
水、スポーツドリンク、コーヒー、ココア、甘酒、日本酒、ワイン、焼酎など。
500mlのペットボトルの水・スポーツドリンクなどは500円くらい。
アルコール類は600~700円くらいでした。
ちょっと高めのお設定ですが…。
富士山という特別な場所ですから、運ぶ手間も考えれば妥当かも知れません。
わらじ館では、わたしたち宿泊客は、夕食のカレーライスが食べ放題でした。
おわりに
この記事では、おすすめ行動食8選と選び方のポイント、富士山の山小屋グルメについてお伝えしました。
実際には、みなさんそれぞれ好きな物を持って行くとよいのかな、と思います。
ふだん、ゆる~い低山登山しか経験のなかった私たちは、
「行動食 =お腹が空いたら食べるもの」くらいに思っていました。
ですが、調べてみるとこれがなかなか奥深く、シャリバテという言葉自体もその時初めて知りました。
富士山で食べれば、何だって美味しい気がします。
頑張って登った人だけが楽しめるご褒美ですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。