大文字山は何度も登っています。
京都の夏の風物詩「 五山送り火 」で有名な 大文字山。
大文字山の山頂は、京都の中心部を一望できる絶景スポットです。
この記事では、初心者でも安心の
大文字山登山「 銀閣寺ルート 」をご紹介します。
実は…筆者は、初めての大文字山登山で遭難しかけてしまいました!!!
ですが、「銀閣寺ルート」の往復なら、初心者でも安心して登山が楽しめます!
市街地からのアクセスが良く、
「ちょっと変わった京都観光をしてみたい!」という人にもオススメです。
安全・快適な登山のために必要な情報をまとめています。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
大文字山登山の基本情報
大文字山の標高は、約466m。
この記事でご紹介する銀閣寺ルートは、片道約30分~1時間ほどの、
初心者むけのハイキングコースです。
ここでは、登山前に知っておきたい 服装や持ち物、トイレについてお伝えします。
※コロナ禍の現在も、入山規制などはありません。
ただし、「五山送り火」当日の8月16日は、登山できませんのでご注意ください。
大文字山登山の服装・持ち物

銀閣寺ルートの登山道は、あるていど整備されています。
動きやすい服装なら、基本なんでもOKです。
とはいえ、往復2時間ちかくの登山ですので、最低限 準備しておくと安心 なものをまとめました。
スニーカー・トレッキングシューズ | 歩きやすい靴。 革靴やサンダルなどは、おすすめできません。 |
---|---|
長袖・長ズボン | 虫や日差しから守ってくれます。 半袖+アームカバーでも。 |
水・スポーツドリンク | 最低でも500mlあると安心。 |
ザック (リュック) | 両手をあけて登れるように。 |
お弁当・おやつ | エネルギー補給に、少しおやつを持って行くと安心です。 |
汗拭きタオル | 真冬でも意外と汗をかきます。 急に冷えた時のマフラー代わりにも。 |
そのほか、帽子、日焼け止め、レジャーシート、ウエットティッシュ、手袋など、必要に応じて準備してください。
大文字山登山のトイレ

残念なお知らせですが・・・
大文字山にはトイレが1つもありません。
トイレは、哲学の道のゴール地点にある「銀閣寺橋西詰公衆トイレ」を利用してください。
(※ここをのがすと、下山するまで公衆トイレはありません)
※詳しい場所は、下の地図でご確認ください。
大文字山登山・銀閣寺ルート

「大文字山登山」と検索すると
「遭難」というワードが出てきました。
初めて登る山というのは、誰もが不安に感じます。
その点、銀閣寺ルートの往復なら、まず道に迷うことはありませんので、
安心して登ってください。
※暗くなるまえに下山するため、
午前中、もしくは午後の早い時間から登山開始することをオススメします。
銀閣寺の門前からスタート

「銀閣寺橋西詰公衆トイレ」から、今出川通りをまっすぐ東へすすみます。
参道のつき当たりに見えるのが、「銀閣寺」の総門です。
銀閣寺には入らず、門前を左 (北) へまがります。

つき当りに「八神社」の鳥居があらわれます。
鳥居はくぐらず、手前を右(東) へまがります。

道なりに進んでいくと、上の写真のような分岐点に差しかかります。
看板にもあるように、
右側が大文字山の登山口方面です。

右手に小川の流れる平たんな道が続きますので、道なりにすすんでいきます。
大文字山の登山口

しばらく歩くと、小さな橋があらわれます。
この橋を渡れば、いよいよ登山の開始です!

足場のわるい所や、
日によっては、ぬかるみがあることも。
足元には、じゅうぶん注意してください。

しばらく歩いていると、パッと開けたところに出てきます。
進行方向の左へすすむと、お地蔵さんが登場。

お地蔵さんと石碑のあるこの場所は、「千人塚」とよばれています。
ちょうどルートの半分ぐらいでしょうか。
ちょっとした休憩スポットになっています。

休憩を終えたら、千人塚の前を通りすぎ、頂上へむかって登山再開

花や小鳥のさえずりに癒されながら、さらに登りつづけます。

しばらくすると、長い階段があらわれます。
この階段を登りきったところが、大文字山の山頂です。
ここにきて、なが~い階段はツライですが、あともう少し、頑張りましょう!
大文字山の火床

火床に到着すると、目の前に絶景がひろがります!
景色を眺めたり、お弁当を食べたりと、皆さんのんびり過ごしています。
眺望のよい火床から、京都の観光名所をさがしてみるのも楽しいですよ。
山頂は、あと20分程度登ったところにあります。
体力のある方は、ぜひとトライしてください。

この日のお弁当は、「中村屋」さんの助六 (予約制)。
少し甘めのいなり寿司と、さっぱりした細巻きがとても良いバランスです。
絶景を見ながら食べるお弁当は、格別の美味しさですよ!
ここでの食事は、頭上に注意してください。
以前、いなり寿司を一瞬で奪われてしまったことがあります!
彼らは音もなくやってくるので、本当にビックリしました。

写真は、「大」の字の中心にある「火床」。
75ヶ所ある火床のなかでも、最大の大きさです。
五山送り火当日は、火床に薪を組みあげ点火します。

火床をよく見ると、小さな「消炭」が残っています。
大きな消炭はとても人気があり、
送り火の翌日には、ほとんど無くなってしまいます。

弘法大師が祀られている「大師堂」
大師堂の上をさらに進んで行けば、滋賀県の大津へぬけます。
時間があれば、すこし散策してみてください。
下山
下山ルートも色々ですが、
銀閣寺ルートをそのまま戻っていくのが一番安心です。
そちらは、また別の記事でご紹介したいと思います。
大文字山登山のアクセス
大文字山登山のアクセスには、
京都市バスが便利です。
京都市バス
「銀閣寺道」下車
5、17、100系統
5、17、32、203系統
※詳しくは京都市バスのHPをご確認ください↓
駐車場
銀閣寺周辺のコインパーキングの利用をオススメします。
市営の「京都市銀閣寺観光駐車場」は、なにかと規制がかかり不便です。
【京都市銀閣寺観光駐車場】
- 自家用車:1日1回 1040円
- 観光シーズン・土日祝日などは、1日2時間まで
- バスやタクシーが優先・一般車両は断られるケースも
おわりに
ちょっとした遠足気分で、あの「大」の字の中心から絶景をながめてみませんか?
たったの1時間で、一生の思い出がつくれますよ。
今回ご紹介した「銀閣寺ルート」は、初心者でも安心の登山ルートです。
気軽に大文字山登山を楽しんでくださいね。


お読みいただきありがとうございます。
この度は、貴重なご意見ありがとうございました。
火床を山頂と言うのは、、、